この窯作りブログでは
これまで取り組んできた様々な窯の資料を公開、
煉瓦窯~セラミックファイバー窯、バーナー、燃焼装置、温度計まで。
陶芸に取り組みたいと思われる方の参考なれば幸いと思います。



                                          古川博久     2011年4月

                                         

2011年6月20日月曜日

クレアモントの大学の窯

 ロスアンゼルスから車で東へ1時間半、クレアモントの大学の陶芸窯
雨が少ない気候なので屋根の無い窯。
窯の作りも日本に比べるとかなりラフに作っている。
これでも問題はない。
日本では神経質なくらい密閉度など考える。
PaulSoldner 教授(当時、私は30歳)   


PaulSoldnerは出来ない理由を言うのが嫌いで、
とにかく思いついたこと、何でも試みる事を率先して教えた。
窯が無い、道具が売っていない理由など通じなかった。

いつでも、無ければ作ればいい、の精神。

私が様々窯を作り、バーナーまで作って実験的なことをしいてきたのは
彼の影響に他ならない。

Soldnerは1980年に反射鏡を作って太陽の熱で焼き物を焼く試みをしていた。
カリフォルニア(大学)やコロラド(教授の工房)では
雨が少ないので、日本より焼ける可能が高かった。